カレル・チャペック「小麦」
あらすじ…小麦が20%値上げした。そんなある日、メアリー・オーフェン婦人のパーティーに行くと、彼女の夫から、チェコ語の原稿をチェックしてくれないかと頼まれる。
その原稿は小麦がとにかく大不作であるという種々の記事で、オーフェン氏はこの偽記事を流すことで小麦の価格を更に吊り上げ、投機で大儲けしようという魂胆なのです。
一方、原稿の校訂を行なった主人公は、「恵み深き神々よ、期待できなくはない」(P49)云々と言っています。よくわかりませんが、おそらく皮肉でしょう。
« ロード・ダンセイニ「新しい名人」 | トップページ | ロード・ダンセイニ「不運の犠牲者」 »
「書評(小説)」カテゴリの記事
- 池井戸潤「ローンカウンター」(2019.09.15)
- 池井戸潤「銀行狐」(2019.09.14)
- 池井戸潤「口座相違」(2019.09.13)
- 池井戸潤「現金その場かぎり」(2019.09.12)
- 池井戸潤「金庫室の死体」(2019.09.11)
コメント