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カレル・チャペック「貴族階級」

あらすじ…助任司祭フロデガンクの120歳の誕生日会に老人たちが集まって、貴族階級が消滅したことを嘆く。

 簡単に言えば老人どもが「昔はよかった」と言い合うようなものです。
 ちなみに、彼らは貴族階級ではなく、門番や従僕などといった、貴族に仕える人たちです。
 一方、登場人物のパヤンの言によれば(P31)、当の貴族たちは国民社会主義者になったりビール醸造所の主任になったりワイン会社の取締役になったりと、新しい時代に適応している(適応しようとしている)わけですが。

【参考文献】
カレル・チャペック『カレル・チャペック短編集』青土社

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