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魯迅「狂人日記」

 自分が家族に食べられるという妄想に陥った狂人(被害妄想狂)の独白を日記形式(ただし日付はない)で述べたもの。

 私は高校生の頃に陳舜臣版『十八史略』を読んだことがあるのですが、その中に飢饉や篭城で食糧不足になると「子をかえて食う」といった記述が何度も出てきたのが記憶に残っています。
 それから、日本人の間でも有名な『三国志』では、劉備玄徳が人肉を食べて、しかもそれが美談になっていたりします。
 そういう食人の歴史を踏まえた上でこの狂人日記を読むと…いや、たとえ踏まえたとしても彼が狂っていることに変わりはないか。まあ、狂気ゆえに怖いっちゃ怖いんですがね。

【参考文献】
魯迅『阿Q正伝・狂人日記 他十二篇』岩波書店

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