村上春樹『ねむり』新潮社
あらすじ…ある女性が、突然眠れなくなる。しかも妙なことに、眠らなくても日常生活に支障を来たさないのだ。こうして眠れなくなって17日が過ぎ…。
カット・メンシック(ドイツのイラストレーター)の挿絵がなかなか面白い。例えば表紙の左中央に配置されている絵ですが、その絵の大きいやつがP88に掲載されています。それを見ると髪の毛の上をたくさんの芋虫が這っていることに気付きました(注意深い観察者なら表紙を見た段階で気付くはずですが、どうも私は注意力散漫のようです)。この絵は生理的嫌悪感と不安感をうまくかき立ててくれます。怖い怖い。
【参考文献】
村上春樹『ねむり』新潮社
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