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アガサ・クリスティー『邪悪の家』早川書房

あらすじ…名探偵ポアロが出会った美女ニックは、古びた邸の所有者であった。彼女は「三度も命を狙われた」ことを告白するが、まさにその最中、ポアロの目の前で彼女の帽子が撃ち抜かれた! ポアロは真相を探るべく邸に赴くが、手がかりはまったくつかめない。不安が支配する中、邸でパーティが催されることになるが……。(裏表紙の紹介文より引用)

 いやあ、残念。今回はポアロが犯人の名前を告げるページ(P386)の1ページ手前でようやく真犯人に辿り着きました。
 本書を読み終えた後、裏表紙の紹介文の「三度も命を狙われた」という部分がカッコ付きであることに気付きました。わざわざカッコで括っていることを見落としていたようです。その意味に気付いていればと思うと少々悔しいです。
 少々、としたのは、あのエルキュール・ポアロだって今回の事件では長らく見落としていたことがあったからです。灰色の脳細胞を以てしてもあれだけ苦戦したのなら、それよりはるかに劣る私の脳細胞ではしょうがない。

【参考文献】
アガサ・クリスティー『邪悪の家』早川書房

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