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ロード・ダンセイニ「虎の毛皮」

あらすじ…アルフレッド・ジャーク氏が勤める商店にタヴァースと名乗る紳士がやってきて、大きなテーブルを特注する。そこに虎の毛皮を広げておくのだという。タヴァースは虎の毛皮を入手するため、インドへ虎狩りに行くが…。

 虎狩りの結末がどうなったかは伏せておくとして、そもそもタヴァースはなぜ虎の毛皮をテーブルの上に広げようと思ったのでしょうか?
 タヴァースはインドのハンティングで羚羊、バラシンガ鹿、ヌルガウを撃ち、「いくつか見栄えのいい獲物の首を手に入れ」(P293)ました。その首はどうするのかといえば、部屋に飾って自分の「戦果」を誇示するのです。
 だとすれば、虎の毛皮も同じように誇示するために手に入れたかったのでしょう。誇示するなら虎の敷皮でもいいじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、タヴァースによればテーブルの上なら「誰も上を歩いたり足を引っかけたりしないし、皮を擦り切れさせることもない」(P292)という利点があるそうです。

【参考文献】
ロード・ダンセイニ『最後の夢の物語』河出書房新社

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