サテリコン(1969年、伊仏)
監督:フェデリコ・フェリーニ
出演:マーティン・ポッター、ハイラム・ケラー、マックス・ボーン、マリオ・ロマニョリ、サルヴォ・ランドーネ
原題:Satyricon
原作:ペトロニウス『サテュリコン』
備考:芸術映画
あらすじ…青年エンコルピオは友人のアシルトに美少年の奴隷ジトーネを奪われる。エンコルピオはアシルトとの決闘の末にジトーネが役者に売られたことを知り、彼を取り戻す。だが、ジトーネはアシルトを選ぶ。傷心のエンコルピオは詩人エウモルポに連れられて大富豪トリマルキオの饗宴に赴く。
ホモの三角関係から始まって最後はカニバリズム(人肉食)と、超展開が続きます。
この映画を観終えてから数週間経った状態で本記事を執筆しているのですが、「アレは一体何だったのか…」と眩惑されたような心地がします。うまく表現できません。
ちなみに冒頭のエンコルピオとジトーネの独白は説明口調になっていますが、これは舞台演劇っぽい。そう思っていたら、その後もセットがいかにも演劇の舞台のようになっていたことに気付きました。
「だとすれば、これは前衛劇じゃないか」
と感じました。原作は紀元1世紀の「古典」なのに!
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