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ロード・ダンセイニ「女王の涙を求めて」

あらすじ…森の女王シルヴィアは求婚者たちに向かって、自分に涙を流させることができたら結婚に応じると伝える。並み居る求婚者たちが失敗する中、アクロニオンも挑戦するが失敗してしまう。そこでアクロニオンは<歓喜の獣>の涙を得るべく旅に出る。

 このアクロニオンの正体がちょっと凄い。

 彼こそはアファルマー、ルールおよびハフの王であり、ゼルーラおよび山国チャンの大君主にして、モロンおよびムラーシュ両公国の大公だった。(P77)

 お前は国のコレクターか、と思ってしまうくらい様々な国の君主です。もしも森の女王シルヴィアと結婚したらアクロニオンは彼女の国の王となるわけだから、コレクションをまた一つ加えようとしているのでしょうか。
 それにしても、これだけ兼務していれば、政務やら戦争やら儀礼やら色々と君主としての仕事があるはずですが、そっちの方はやらなくていいのかな?

【参考文献】
ロード・ダンセイニ『世界の涯の物語』河出書房新社

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