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塩野七生『十字軍物語2』新潮社

 第2巻は十字軍の第二世代の時代からサラディンによるエルサレム(本書の表記ではイェルサレム)陥落まで。

 サラディンはやはり、イスラム教徒たちが賞賛するのも当然な、戦略の天才であったのだった。しかし、このイスラム世界きっての英雄が、今なおあの世界ではことあるごとに冷遇されている、少数のクルド人であったことを、その後のイスラム教徒たちは知っているのだろうか、と思ってしまう。(P288-289)

 私も本書を読むまではサラディンがクルド人であったことは知りませんでした。そもそもサラディンはクルド人国家の王であったわけでもないし、イスラム社会で聖戦(ジハード)を呼びかけることで民族を超越してしまったところがありますからね。

【参考文献】
塩野七生『十字軍物語2』新潮社

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