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リチャード・マシスン「レミング」

あらすじ…大勢の人間がレミングのように集団で海中へ入り姿を消す。それを見届けた二人の警官も海中へ没する。

 警官の一人、カーマックがこんな解説をしています。

「レミングってのはスカンジナビア半島に生息している齧歯類だ。やつらは食べ物がすっかりなくなるまで繁殖を続ける。そのあと、群れで大移動をはじめて、行く手にあるものを残らず食べつくしていく。海に行き当たってもそのまま進む。力が尽きるまで泳ぎ続けるんだ。何百万頭ものレミングが」(P217)

 つまり人間が増えすぎて食料の生産が追いつかず、人類は集団自殺へと突っ走るというわけですか。
 現在、世界の人口はどんどん増え続けており、どこかでこれを「是正」しなければならないとすると、こういうレミング方式はショック療法と言えるでしょう。まあ、戦争や民族浄化、ホロコーストなんかに較べれば平和的なんでしょうがね。

【参考文献】
リチャード・マシスン『リアル・スティール』角川書店

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