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川端康成「二十年」

あらすじ…水平社の部落に澄子という美少女がいた。中学生の少年(非部落)が、澄子と同じ部落の友人・梅村の手引きで澄子と不純異性交遊をする。それがバレて少年は寄宿学校へ追いやられる。そして二十年後、彼は梅村と再会する。その傍らには澄子がいた。

 冒頭からいきなり、

 村は野蛮で淫乱だった。その小字の一つは水平社の部落だった。(P76)

 と、今では編集の段階で自主規制に引っかかりそうなことが書かれています。おまけに主人公の少年と梅村とのホモっぽい描写「旅行の時は抱き合って寝た」(P78)なんかがあったりします。
 ちなみに、あらすじの段で不純異性交遊と書きましたが、それに該当する文章は以下の二つ。

 澄子は勝気らしい上目遣いをして紅くなった。それから彼らは山へ隠れた。(P79)

 岡の上と下で合図の声をあげる。そしてそれぞれ自由の枯れ草の中に消えて行く。(P80)

 つまり澄子と青姦したってことですな。それも2回も。

【参考文献】
川端康成『掌の小説』新潮社

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