川端康成「駿河の令嬢」
あらすじ…駿河の少女と女工らしい娘が駅で別れを告げる。
主人公(作者)は汽車の中で女学生たちを観察しています。「一年半ばかりの間にこれらの少女達の顔を二十人も見覚えてしまいました」(P195-196)というほど。
まあね、小説家ってのは観察するのも大事な仕事の一つですからな。そうでなかったら…変質者ですかね。
【参考文献】
川端康成『掌の小説』新潮社
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