中田薫・中筋純『廃墟本3』ミリオン出版
前作『廃墟本2』、前々作『廃墟本』は未読。よって比較はできないのですが、本書は軍艦島(P128)やチルノブイリ(プリピァチ住宅群, P174)といった有名どころを押さえているのがポイント。
それはさておき、池田湖イッシー王国(P152)なんかが出てくると、「ああ、そういえばイッシーいたなあ」などと思ったりします。もしもイッシーが実在するならまだ生きていてもおかしくないのですが、すっかり話題にならなくなって「消えた」わけですからねえ。
――イッシーが姿を消して18年。再びその出現で、町は活気を取り戻すことができるだろうか?(P157)
まあ、出現すればそれなりに注目されるでしょうが、ヤラセがバレちまったら元も子もない。どうせ「出現」させるなら、原寸大(?)の模型を作って湖に浮かべるくらいはしないと。
【参考文献】
中田薫・中筋純『廃墟本3』ミリオン出版
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