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隆慶一郎「柳枝の剣」

あらすじ…柳生左門友矩は徳川家光と愛人関係になるが、それによって生じた周囲の憎悪が柳生一族に降りかかることになる。そこで柳生宗矩は左門を柳生の里に隠棲させるが…。

 剣豪小説であると同時にホモ小説でもあります。

 男を本当に理解できるのは男だけである。理解の上に基いた愛を望むなら、男は男しか愛の相手に選ぶことは出来まい。(P379)

 上記の引用文は友矩の述懐です。
 最後の「出来まい」が推量であって、断定の「出来ない」ではないのは、この段階ではまだ友矩と家光が結ばれておらず、実際のところどうなのかわかっていなかったからでしょう。

【参考文献】
新潮社編『歴史小説の世紀 地の巻』新潮社

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