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オルダス・ハックスリー「ジョコンダの微笑」

あらすじ…ハットン氏は友人のジャネット・スペンスのもとを訪れ、翌日の昼食に招待する。その帰りの車の中でハットン氏は若い愛人ドリスとイチャつく。翌日、ハットン夫妻とスペンスは昼食と午後のティータイムを過ごす。夜、ハットン氏はドリスとよろしくやって帰宅すると、病弱だった妻が死んでいた。その後、ハットン氏はドリスと結婚し、イタリアの別荘へ行くが…。

ジョコンダとはレオナルド・ダ・ヴィンチの代表作「モナリザの微笑」のモデルとなったジョコンダ夫人(モナリザのモデルには諸説あるが、今のところこれが定説)のことで、本作の登場人物ジャネット・スペンスがモナリザの微笑を浮かべているところが出てきます。
 ただし、ジョコンダ夫人は人妻ですが、ジャネット・スペンスは「三十六歳の処女」(P199)。フロイト先生なら、物語の後半でのジャネットの暴走っぷり(?)を、抑圧した性衝動が原因であると論じるかもしれませんな。

【参考文献】
小野寺健編訳『20世紀イギリス短編選(上)』岩波書店

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