陰獣(2008年、フランス)
監督:バーベット・シュローダー
出演:ブノワ・マジメル、源利華、石橋凌、西村和彦、藤村志保、菅田俊
原題:INJU, LA BETE DANS L'OMBRE
原作:江戸川乱歩「陰獣」
備考:サスペンス
あらすじ…日本の作家、大江春泥を敬愛してやまないフランスの推理小説家アレックス(ブンワ・マジメル)は、大江の作品を非常に意識した新作を発表し、日本にプロモーションにやってくる。もちろん大江にもできれば会いたいという思いを抱え来日するが、この大江という作家、世界的に有名であるのに、誰一人として姿を見たものはないという。(パッケージの紹介文より引用)
まず最初に断わっておきますが、設定からプロット、結末に至るまで、江戸川乱歩の原作とは大きく違っています。寧ろ別物として鑑賞した方がいいでしょう。
ところで、本作には悪夢オチ(アレックスが悪夢を見るシーン)が何回か登場しますが、何だか作品全体が一つの悪夢であるような気がしてきました。ネタバレになるので詳細は伏せますが、はっきり言って救いがないですから。
最後に猫好きの方へ注意というか警告を。本作には作り物ですが猫の惨殺死体が登場します。猫の生首が…と、詳しい描写はしない方がいいですね。
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