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コナン・ドイル「ロスアミゴスの大失策」

あらすじ…アメリカの都市ロスアミゴスには大きな発電所があった。そんなロスアミゴスで、発電所の電気を大量に使用して死刑囚を処刑しようとするが…。

 結局、電気椅子に座らせてバリバリと電流を流したら、死刑囚(ダンカン・ウォーナー)は死ぬどころか、縛り首でも銃撃でも死なない超人のできあがり。なぜそうなったのかというと、

「私だけが事情を知っておるのです。(中略)君らはあの電気ショックによって、何世紀も死を寄せ付けぬほどに、この男の生命力を増強させてしまったのですぞ」
「何世紀もですと!」
「そう、君らが彼に浴びせかけた莫大な神経エネルギーを消耗し尽くすには、何百年もかかります。電気とは生命そのものであり、きみらはそいつを極限まで詰め込んでやったんですぞ。(中略)」
(P192-193)

 という説明がなされています。もちろん現代の科学知識をもってすれば、人体に微弱な電気こそ流れてはいるものの、「電気とは生命そのもの」ではないことは容易にわかるでしょう。
 コナン・ドイルの時代には、電機の中に生命を見出していたんですかね。

【参考文献】
コナン・ドイル『ラッフルズ・ホーの奇蹟 ドイル傑作集5』東京創元社

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