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コナン・ドイル「消えた臨時列車」

あらすじ…1890年6月3日、ムシュウ・ルイ・カラタルらを乗せた臨時列車が忽然と姿を消した。警察と鉄道会社が捜査するが行方は杳として知れない。

 本作の途中で「当時名声を博していた素人推理家」(P196)が自分の推理を開陳しているのですが、その中の「不可能なことを取り除いていけば、残ったものがどんなにありそうもないことであっても、その中に真実がある、ということは実践的推理における初歩的原理だ」(P196)という一文はシャーロック・ホームズを想起させます。
 しかし、彼はシャーロック・ホームズではあるまい。というのは、ホームズは素人推理家ではなく玄人の推理家だからです。
 おそらくこの人物はホームズの熱烈なファン(いわゆるシャーロッキアン)であり、ホームズを真似てみたのでしょう。又、「当時名声を博していた」とあることから、それまでに推理を幾つも的中させていたものと思われます(今回の事件では推理は大外れでしたけどね!)。

【参考文献】
コナン・ドイル『まだらの紐 ドイル傑作集1』東京創元社

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