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ヴァージニア・ウルフ「キュー植物園」

あらすじ…なし。

 特にこれといったストーリーはなく、キュー植物園の日常の一風景を植物&蝸牛とそこを通り過ぎる人間たちを交互に描写しています。
 平和で退屈です。しかし本作の中で「ところが今は大戦だ」(P116)というセリフがあり、巻末の解説によると本作は「一九一九年に書かれている」(P312)とあることから、これは第一次世界大戦中のことだと推理できます(第一次世界大戦は1914~1918年)。
 そういう状況下だと考えるならば、この光景は貴重なものに思えてきますな。

【参考文献】
小野寺健編訳『20世紀イギリス短篇選(上)』岩波書店

追伸:この作品の舞台となった植物園は現在も営業を続けているようです。公式サイトの日本語版はこちら

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