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リチャード・マシスン「こおろぎ」

あらすじ…コオロギの翅の音が実は暗号で、死者の名前だと気付いた男が、コオロギの大群に襲われて死ぬ。

 どんな暗号が使われているのかというと、

「トン、トンツートン、トントンツートン……」(P16)

 モールス信号かよ! まあ、たしかにモールス信号はわからない人にはわからないから、暗号の一種といえますけど。だけどコオロギがそんなの使うんでしょうかねえ。コオロギならコオロギ独自の暗号を使えば解読される危険が減るでしょうに。

【参考文献】
仁賀克雄・編『幻想と怪奇 宇宙怪獣現わる』早川書房

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