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江戸川乱歩「電人M」

あらすじ…火星人と電人Mがあらわれた!

 P284-288に、二十面相の部下たちが盗んだお宝を二十面相のもとへ持って行くシーンが描写されているのですが、それがすごい。「すばらしい真珠の首かざり」(P284)、「雪舟の絵」(P285)、「いわれのある名刀、小さい金銅の仏像、ゆびわのいっぱいはいった、うつくしい宝石箱、西洋の有名な画家の油絵など」(P288)が、たった一日のうちに二十面相のものになっています。
 いくらなんでも警備が緩すぎるだろ、どこもかしこも。誰か一人くらい捕まえろよ。

【参考文献】
『江戸川乱歩全集 第22巻 ぺてん師と空気男』光文社

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