江戸川乱歩「堀越捜査一課長殿」
あらすじ…警視庁捜査一課の堀越氏のもとに、異様な封書が届く。それは、5年前の東和銀行盗難事件の真相を告白したものだった。
大人向けの短篇作品。
P68の「自作解説」によると、「トリックに新味がなく、失敗の作であった」と述べていますが、確かにその通り。とはいえ、トリックの使い回しはよくあること(江戸川乱歩作品では珍しくない)で、それ以外の部分で面白味を持たせられるかということも重要です。
さて、それでは本作の面白味はというと…。
【参考文献】
『江戸川乱歩全集 第20巻 堀越捜査一課長殿』光文社
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