江戸川乱歩「妖人ゴング」
あらすじ…明智小五郎の姪・花崎マユミが明智探偵事務所に就職。そして銀座に怪人「妖人ゴング」があらわれた!
この作品で花崎マユミが初登場となりますが、ここではこれといった活躍をしません。ただ怪人に付け狙われるだけで、むしろチンピラ別働隊のモブ団員の方が活躍しているくらいです。
彼女がそれなりに活躍し始めるのは次の「魔法人形」からで、この時はまだ見習い期間だったのでしょう。
それはさておき、今回の怪人(正体は例によって例の如し)は「ウワンウワンウワン…」と言うことから妖人ゴングと名付けられたそうですが、この鳴き声を読んで妖怪「うわん」を想起しました。そういえば妖人ゴングは巨大な顔を見せていましたが、妖怪「うわん」も巨大な姿をしていましたっけ。
【参考文献】
『江戸川乱歩全集 第20巻 堀越捜査一課長殿』光文社
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