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戦場でワルツを 完全版(2008年、イスラエル)

監督:アリ・フォルマン
出演:アリ・フォルマン、ミキ・レオン、オーリ・シヴァン、イェヘズケル・ラザロフ
英題:Waltz with Bashir

あらすじ…映画監督のアリ・フォルマンは兵役時代の友人から、レバノン戦争に関連した悪夢の話を聞き、自分にはその当時の記憶が全くないことに気付く。あの時に何があったのかを突き止めるべく、各地に散らばった戦友たちを訪ねて回る。そして、次第に恐るべき事実が明らかになってゆく…。

 この映画で取り上げられているのは、レバノン戦争と、その最中に起こったサブラ・シャティーラの虐殺(Sabra and Shatila massacre)です。サブラ・シャティーラの虐殺に関しては、wikipediaの日本語版には記事がないようでしたので、英語版のwikiを参照しました。
 こちらの記事の最初の段落部分を和訳してみました。

 サブラ・シャティーラの虐殺は、レバノン内戦中、1982年9月16日~18日に、ベイルートのパレスチナ難民キャンプで起こった。イスラエル国防軍が包囲する中、パレスチナ人・レバノン人はキリスト教徒のレバノンのファランジストによって虐殺された。その時、イスラエルはレバノンのPLOと戦争中だった。イスラエル軍はベイルートを占領し、パレスチナ難民キャンプを支配し、その街への入口をコントロールした。バシール・ジェマイエル(レバノンのマロン派教徒グループ、ファランヘ党の指導者で次期大統領)の暗殺後、レバノン民兵と呼ばれる集団が、キャンプに入って夜の間に住民を虐殺した。被害者数は700~800とも3500とも言われ(情報源によって異なる)、正確な数については議論が分かれる。

 レバノンのキリスト教徒グループ・ファランヘ党の指導者バシール・ジェマイエルが暗殺されたことの報復として、ファランヘ党の民兵たちが難民キャンプでパレスチナ人やレバノン人を虐殺した。しかもイスラエル国防軍は難民キャンプを包囲するという形でこれに「協力」した。この映画ではその現場にイスラエル軍の一兵士として居合わせてしまったアリは…と、さすがにその先は伏せておきましょう。
 ともかくも、この作品では子供の死体画像など、ショッキングな内容が盛りだくさんですので、気軽な気持ちでは観ないように。アニメだからって舐めてかかると痛い目を見ますぜ。

 最後に良かった点について。このようなアニメーションにすることで、夢の描写など抽象性・主観性の強い表現がうまくできています。

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販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
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