家村和幸監修『戦略・戦術で解き明かす 真実の「日本戦史」』宝島社
戦略・戦術の視点から日本の戦争史を読み解いたもの。
例えば本能寺の変(P113-119)では明智光秀の戦術ミス(例:織田信忠のいる妙覚寺に兵を配置していなかった)から、謀反は「計画性のない、発作的なもの」という説を支持しています。
誰それが実は黒幕だったという説よりはつまらないせいか、大抵の歴史小説でこの説は採用されていないのですが、本能寺の変以後の明智光秀の生彩の無さを考えると、この説もあながち否定できないような気がします。
真実の「日本戦史」戦国武将編 (宝島SUGOI文庫) 著者:家村 和幸 |
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