都築道夫「呪法」
あらすじ…女が田辺刑事に、夫を呪い殺したと自供する。
たとえ自白があったとしても、裁判所は呪殺なんて非科学的なものを認めないから、有罪判決は出ないでしょう。寧ろ、気の毒な未亡人の狂った妄想と片付けるかもしれません。
え? 腕の症状? 何かの病気ってことで。
とまあ、科学的に片付けようとすればこうなるでしょうが、オカルト的に見るなら「同じ呪わば穴二つ」ってところですな。
【参考文献】
都築道夫『都築道夫恐怖短篇集成Ⅰ 悪魔はあくまで悪魔である』筑摩書房
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