江戸川乱歩「三角館の恐怖」
アメリカのロージャー・スカーレット「エンジェル家の殺人事件」を江戸川乱歩が手がけたもの。
実は私は子供の頃、子供向けに書き直された『三角館の恐怖』を読んだ記憶が残っており、P380の住人一覧をチェックして「名前はすっかり忘れてしまっていたが、たしかこいつが犯人だったな」と碌に読まないうちから犯人探しの作業を放棄することができました。
それにしても、どうしてこの作品のことを憶えていたんだろう? 色々考えてみた結果、犯行の動機が意外なところにあったという、ある種のどんでん返しが子供心に印象に残っていたのではないかと思い至りました。犯行のトリックはすっかり忘却していたのに対し、犯行の動機はボンヤリと憶えていたからです。
【参考文献】
『江戸川乱歩全集 第15巻 三角館の恐怖』光文社
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