三浦哲郎「楕円形の故郷」
あらすじ…日曜日、会田耕平が三戸部ミサを探す。
いいかげん、捨てられたんだってことに気付けよ、このストーカー男。おっと、この作品の舞台となっている高度経済成長期の日本にはまだストーカーの語はなかったんでしたっけ。だったら、未練タラタラのつきまとい野郎、と言った方がいいのかもしれません。
え? 辛らつすぎるって? どうもすいませんねえ。ミサちゃんの気持ちを考えると、ついついそう思ってしまうのです。
【参考文献】
紀田順一郎・東雅夫編『日本怪奇小説傑作集3』東京創元社
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日本怪奇小説傑作集 3 (創元推理文庫) 販売元:東京創元社 |
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