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江戸川乱歩「妖怪博士」

あらすじ…少年探偵団の一人、相川泰二君は帰宅途中、奇怪な老人を目撃する。泰二君は老人を尾行して洋館に入り込むが、逆に洋館に閉じ込められてしまう。

 「少年探偵団」の続篇。目次を見ればわかると思うのでネタバレしておくと、犯人は二十面相です。
 前作で死んだと思われていた二十面相が実は生きていて、明智小五郎と少年探偵団に復讐しようと、色々と手の込んだことをしています。
 例えば物語の冒頭で泰二君を誘拐するだけでも、地下室への落とし穴を拵えた洋館や、まるで生きているかのように見える美少女のゴム人形を用意したり、ホームレス→博士→魔女と何度も変装したり…。いい年こいた大人が、子供相手にそこまでやるか?

【参考文献】
『江戸川乱歩全集 第12巻 悪魔の紋章』光文社

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