岡本綺堂「百物語」
あらすじ…江戸時代、上州のとある大名の城で、百物語が開催された。百物語の最中、白いものが出現し、よくよく調べてみると女性の首吊り姿だった。
この首吊り女性は奥勤めの女中・島川だとわかったが、実は島川はまだ生きていて、白い女は消えてしまったという。
これが女性の死体だと一同が認識した時に、とりあえず死体を下ろして調べたりはしなかったのかと思いましたが、よくよく考えてみると、検死の役人が来るまで下手に触らぬ方がいいと判断し、現場保存に務めたのでしょう。
【参考文献】
東雅夫=編『闇夜に怪を語れば 百物語ホラー傑作選』角川書店
« 村上春樹「鏡」 | トップページ | 高橋克彦「百物語」 »
「書評(小説)」カテゴリの記事
- 樋口一葉「この子」(2023.05.16)
- 樋口一葉「わかれ道」(2023.05.15)
- 樋口一葉「うつせみ」(2023.05.14)
- 樋口一葉「ゆく雲」(2023.05.13)
- 樋口一葉「大つごもり」(2023.05.12)
コメント