遠藤周作「蜘蛛」
あらすじ…怪談会を途中退席し、帰りのタクシーの中で青白い顔の青年から怪異体験を聞く。
ひょっとしたらこの青白い顔の青年はホモで、語り手(遠藤周作)を狙っていたんじゃないかと疑いました。
怪談会の席で凝視していた(P32)のは「ウホッ」と思っていたからであり、車がスリップしていないのに顔を近付けた(P44)のはモーションをかけたからであり、先にさっさと降りた(P45)のは脈がないと諦めたから。
とまあ、勝手に推測してみましたが、こんなこと考えるのは推理小説の読みすぎですかねえ。
【参考文献】
東雅夫=編『闇夜に怪を語れば 百物語ホラー傑作選』角川書店
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