メアリ・ヒギンズ・クラーク「告げ口ごろごろ」
あらすじ…お金持ちの祖母を殺して財産を相続しようと思っている男が、エドガー・アラン・ポーの『告げ口心臓』をヒントに入念な計画を練る。そしてある夜、それを実行に移すが…。
今回、犯行に使われる凶器が猫の鳴き声。猫にトラウマを持つ祖母に、テープレコーダーに録音した猫の鳴き声を聞かせ心臓発作を起こさせようというものです。
この犯行計画には色々と穴(欠点)があるように思えてなりませんが、それを書き出しているとネタバレにつながるのでやめておきます。殺人計画を練るだけなら犯罪にはならないので、興味のある人は更に入念な計画を練ってみるのもいいでしょう。ごろごろ。
【参考文献】
スチュアート・M・カミンスキー編『ポーに捧げる20の物語』早川書房
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ポーに捧げる20の物語 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1831) 著者:ピーター・ラヴゼイ,トマス・H・クック,ドン・ウィンズロウ,他 |
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