中井英夫「影の狩人」
あらすじ…青年は近所のスナックで、不思議な男と出会う。
ホモ・セクシャルの香りがしますな。
青年は自分が燔祭の羔に選ばれたことを知ったが、それは明らかに恍惚感を伴ったものだった。あるいは『青頭巾』の僧と美童のように、貪り食われることの快美感を期待しながら、青年は眠りに落ちた。(P32)
私は腐女子ではないので、このシチュエーションはどうということはない。しかしよくよく考えてみると、吸血鬼の中にホモがいてもおかしくないし、吸血鬼のターゲットにホモが選ばれることがあってもおかしくない。別に吸血鬼がノンケである必要性はないのですから。
【参考文献】
東雅夫=編『血と薔薇の誘う夜に 吸血鬼ホラー傑作選』角川書店
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