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アガサ・クリスティー「黄金の玉」

あらすじ…金持ちの伯父エフレム・レッドベターと喧嘩したジョージ・ダンダスは、女友達で社交界の花形メアリー・モントレッサーに誘われて郊外へドライブに行く。しかし出かけた先でピストルを持ったならず者がいて…。

 「黄金の玉」(The Golden Ball)と聞いて、「すわキ○タマか?」と思いましたが、よくよく本作を読んでみると、出世や経済的な成功の比喩的表現として用いられているようです。キン○マは無関係ですし、「黄金の玉」という財宝が物体として登場するわけでもありません。
 それはさておき、ネタバレになりますが、ピストルを持った大男はメアリーが雇った友人で、メアリーは自分が連れてきた男たちが危機的状況でどう対応するかテストして結婚相手の品定めをしていました。で、ジョージは10人目とのこと。
 10回もやったのかよ…。テストに付き合わされる友人の大男(とその妻)も大変だったでしょうなあ。…いや、10回も続けられたということは、かえって楽しんでやっていたのかもしれません。
 ちなみにどうでもいいことですが、もしもならず者役を演じるのが友人ではなくメアリーの父親で、しかも最後に登場して「気に入った。娘と結婚してよろしい」とでも言ったならば、聟入り難題譚の変形バージョンに分類されていた…わけないか。

【参考文献】
アガサ・クリスティー『リスタデール卿の失踪』早川書房

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