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レギオン(2010年、アメリカ)

監督:スコット・スチュワート
出演:ポール・ベタニー、ルーカス・ブラック、タイリース・ギブソン、エイドリアンヌ・パリッキ
原題:Legion
備考:PG-12

あらすじ…神は人類を粛清するために、天使の軍団(レギオン)を地上に派遣する。その命令に背き堕天したミカエルは、砂漠のダイナーへ行き、ウェイトレスのチャーリーが身ごもっている「人類最後の希望」を守るべく戦う。

 この映画を観終わった直後の感想は、「低予算で作ったな」というものでした。俳優はそんなに有名じゃないし(私は一人も知らない)、ロケ地も少ない、CGだって控えめです。
 いえいえ、別に低予算でも面白ければいいんですよ。そう、面白ければ…。まあ、つまらなければ「つまらない」ってブログに書くからそれはそれで結構なのですが。
 では、この映画は面白かったのかというと、う~ん、どうなんでしょうねえ。キリスト教徒でない私には、あのような黙示録的状況は知識の上では理解できなくもないが、キリスト教の信仰を持たないがゆえに今一つピンと来ない。
 とはいえ、キリスト教的終末の雰囲気は堪能できるので、その点は収穫かもしれません。

 ちなみに、レギオン(Legion)とは古代ローマの軍団のことで、大量の、とか大軍、を意味する語ですが、そのタイトルの通り、天使の大軍が地上にやって来て人間に憑依し、襲い掛かってきます。
 ただし、あまり統制が取れていないらしく、老婆やアイスクリーム屋のように単騎で突っ込むバカ(?)もいます。
 尚、新約聖書を読んだことがあれば、レギオンと聞いて次の話を想起するかもしれません。ちょっと長くなりますが、引用します。

 一行は、ガリラヤの向こう岸にあるゲラサ人の地方に着いた。イエスが陸に上がられると、この町の者で、悪霊に取りつかれている男がやって来た。この男は長い間、衣服を身に着けず、家に住まないで墓場を住まいとしていた。イエスを見ると、わめきながらひれ伏し、大声で言った。「いと高き神の子イエス、かまわないでくれ。頼むから苦しめないでほしい。」イエスが、汚れた霊に男から出るよう命じられたからである。この人は何回も汚れた霊に取りつかれたので、鎖でつながれ、足枷をはめられて監視されていたが、それを引きちぎっては、悪霊によって荒れ野へと駆り立てられていた。イエスが、「名は何というか」とお尋ねになると、「レギオン」と言った。たくさんの悪霊がこの男に入っていたからである。そして悪霊どもは、底なしの淵へ行けという命令を自分たちに出さないようにと、イエスに願った。
 ところで、その辺りの山で、たくさんの豚の群れがえさをあさっていた。悪霊どもが豚の中に入る許しを願うと、イエスはお許しになった。悪霊どもはその人から出て、豚の中に入った。すると、豚の群れは崖を下って湖になだれ込み、おぼれ死んだ。
(ルカ福音書 8.26-33)

 新約聖書でのレギオンは悪霊たちでしたが、この映画でのレギオンは天使たちとなっています。でもまあ、人間から見れば、いきなり人間に取り憑いて殺戮に向かわせているのですから、彼らも悪霊には違いありませんな。

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