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水谷準「七つの閨」

あらすじ…「私」はカフェ「オメガ」で異様な眼球(めだま)を持つ男・灰野恭二郎と親しくなる。灰野は「私」の家へ来るようになるが、ある日、妻が失踪する。

 灰野恭二郎の眼球描写は以下の通り。

 彼の特徴は、ただその眼にあるのです。それは彼の肉体なぞとは全く独立して、一箇の生物と化けています。もっと適切に云えば、彼の眼球の穴から、何か他の生物が覗き込んでいるのです。(P36)

 その「他の生物」が何か仕出かすのかと思ったのですが、ただこの異様な眼球は灰野の視線を異様なものに演出する程度です。別に暴れ出したりしません。
 又、なぜ彼がそんな眼球を持っているのかは一切語られることなく話が終わっています。う~ん、謎だ。

【参考文献】
『新青年傑作選 爬虫館事件』角川書店

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