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C・B・ギルフォード「探偵作家は天国へ行ける」

あらすじ…探偵小説家のアリグザンダー・アーリントンは、死んで天国へ行くが、ミカエル天使長から自分が何者かに殺されたことを知らされる。アリグザンダーは真相を知るために、最後の日をもう一度繰り返すことにする。

 物語の最後で、天国に名探偵のグループがいることが明かされます。ミカエル天使長によれば、「エドガー、アーサー卿、G・K・Cといった顔ぶれ」(P244)だそうです。
 推理小説をある程度読んできた経験から、実在の探偵小説家を微妙に変えたものだな、とピンと来ました。エドガーはエドガー・アラン・ポー(近代推理探偵小説の祖)、アーサー卿はサー・アーサー・コナン・ドイル(シャーロック・ホームズの作者)、G・K・CはG・K・チェスタートン(ブラウン神父の作者)ですな。

 ところで、アリグザンダーが人生最後の日に戻って周囲を観察してみると、周りにいる人間のどいつもこいつも自分を殺す動機を持った人たちばかりでした。この探偵小説家、人徳がないんですかね。

【参考文献】
早川書房編集部・編『天外消失<世界短篇傑作集>』早川書房

天外消失 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1819) Book 天外消失 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1819)

著者:クレイトン・ロースン,フレドリック・ブラウン,ジョン・D・マクドナルド,ジョルジュ・シムノン,他
販売元:早川書房
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