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エドガー・アラン・ポー「黒猫」

あらすじ…動物好きの男が、酒に溺れるようになって動物を虐待するようになる。そんなある日、彼は飼っていた黒猫を殺して木に吊るす。

 ネタバレ注意。
 男は妻を殺した後、死体を地下室の壁に塗り込めるのですが、その時なぜか黒猫(最初に殺した黒猫とは別の猫)を生きたまま一緒に塗り込めてしまっています(しかもそれとは気付かずに!)。
 いくらなんでも気付くだろうに…。いや、ひょっとしたらその程度のことにも気付かないくらい錯乱していたのでしょうか。黒猫を見たくないという心理が作用して無意識的にこのような行動に取ったのだ、と見ることもできます。

【参考文献】
ポオ作『黒猫・モルグ街の殺人事件 他五篇』岩波書店

黒猫・モルグ街の殺人事件 他5編 (岩波文庫 赤 306-1) Book 黒猫・モルグ街の殺人事件 他5編 (岩波文庫 赤 306-1)

著者:ポオ
販売元:岩波書店
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