ジョルジュ・シムノン「殺し屋」
あらすじ…メグレ警部たちは、殺し屋スタンを含むポーランド人盗賊団と目される一団が泊まるホテルを張り込んでいた。そんなある時、メグレの前に、自殺願望のポーランド人男性が現われる。
メグレ警部(後に警視)シリーズは今まで読んだことがなかったので、これが私にとっての初メグレ体験となります。
で、今回のメグレ警部は盗賊団一味の検挙に成功するものの、殺人防御に失敗しています。詳しいことはネタバレになるので伏せますが、メグレ警部が最後の方で「解決に長い時間をかけすぎてしまった」(P87)と嘆いているように、読んでいてもどかしさを感じてしまう状態となっています。
【参考文献】
早川書房編集部・編『天外消失<世界短篇傑作集>』早川書房
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天外消失 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1819) 著者:クレイトン・ロースン,フレドリック・ブラウン,ジョン・D・マクドナルド,ジョルジュ・シムノン,他 |
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