H.G.ウェルズ「マジック・ショップ」
あらすじ…男が、息子と共にとあるマジック・ショップ(手品のアイテムを売る店)に入り、そこで不思議体験をする。
本作は推理小説ではなく、現代的なファンタジーに近い短篇です。従って、この店の中で展開されるマジックの一つ一つにどんなタネがあるのか、それらを全て解明できなくたって構わないでしょう。
それにしても、店が請求書を送ってこないとは妙ですな。商品の仕入れをクリアーしたとしても、店の家賃や光熱費など諸々の出費はあるはず。だとすると、この店は営利目的よりも寧ろ店主の道楽なのかもしれませんな。
【参考文献】
H.G.ウェルズ『タイム・マシン 他九篇』岩波書店
タイム・マシン 他九篇 (岩波文庫) 著者:H.G. ウエルズ |
« コナン・ドイル『シャーロック・ホームズの思い出』新潮社 | トップページ | H.G.ウェルズ「ザ・スター」 »
「書評(小説)」カテゴリの記事
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(6)ボズワースの戦い(2024.06.06)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(5)第二の求婚(2024.06.05)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(4)処刑と暗殺(2024.06.04)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(3)アン・ネヴィルへの求婚(2024.06.03)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(2)クラレンス公ジョージ(2024.06.02)
コメント