無料ブログはココログ

« G・K・チェスタートン『ブラウン神父物語』嶋中書店 | トップページ | 塩野七生・文、水田秀穂・絵『漁夫マルコの見た夢』ポプラ社 »

江戸川乱歩「蜘蛛男」

あらすじ…怪人「蜘蛛男」が若い女性を誘拐し、猟奇的な方法で殺害する事件が発生、東京を恐怖に陥れる。犯罪学者・畔柳博士と警視庁の波越刑事は事件解決に乗り出すが…。

 P333の刑事部長と波越刑事の会話によると、一寸法師が犯人だった事件に言及し、「あれからもう3年にもなる」(P333)とあることから、「一寸法師」から3年後という設定になっていることがわかります。
 それはさておき、明智小五郎が登場する前に、蜘蛛男の正体特定余裕でした。この程度の心理トリックなら、すっかり慣れてしまったからです。まあ、明智小五郎はたった一日で看破したぐらいですから、そんなに自慢することでもありませんね。

【参考文献】
『江戸川乱歩全集 第5巻 押絵と旅する男』光文社

【関連記事】
江戸川乱歩(目次)

« G・K・チェスタートン『ブラウン神父物語』嶋中書店 | トップページ | 塩野七生・文、水田秀穂・絵『漁夫マルコの見た夢』ポプラ社 »

書評(小説)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 江戸川乱歩「蜘蛛男」:

« G・K・チェスタートン『ブラウン神父物語』嶋中書店 | トップページ | 塩野七生・文、水田秀穂・絵『漁夫マルコの見た夢』ポプラ社 »

2025年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28