アドルフ・ヒトラー『わが闘争(下)』角川書店(1)
ここから先は下巻(第2巻 国家社会主義運動)を取り扱います。
下巻の第1章「世界観と党」(P10-26)では冒頭に国家社会主義ドイツ労働者党の綱領が承認されたことを述べ、「議会の政治家たち」(P11)やマルキシズム(マルクシズム)についてひとしきり批判した後、民族主義的世界観について述べています。
民族主義的世界観について詳述することは避けますが(以前にも書いたような気がするので)、簡単に説明すると、優秀なアーリア人種(特にその代表であるドイツ人)が他の劣等人種を支配すべきであり、特に最も劣等なユダヤ人は絶滅させるべきである、というものです。少々乱暴な説明になってしまったかもしれませんが、このブログ記事は大学のレポートに提出するわけではないので、これくらいでいいでしょう。
さて、その上でヒトラーはこんなボンヤリしたことを述べています。
われわれはみんな、遠い未来に人類には問題が生ずるだろうが、それを克服するために最高の人種だけが支配民族として、全地球上のあらゆる手段と可能性に支持されて、招かれるのだ、という予感を持っているのである。(P23-24)
希望的観測乙、としか言い様がありませんな。
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わが闘争(下)―国家社会主義運動(角川文庫) 著者:アドルフ・ヒトラー |
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