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江戸川乱歩「灰神楽」

あらすじ…貧乏画家の庄太郎は恋敵にしてパトロンの奥村一郎を、口論の末に殺してしまう。庄太郎はどうにかして殺人の嫌疑を晴らそうと賭けに出る。

 策士策に溺れるといいますが、この庄太郎の場合は策士と呼ぶにはお粗末すぎて、すぐに尻尾を出しています。
 そもそもこの犯罪が計画的なものではなく偶発的なものであったこと、そして庄太郎はただの「貧乏画かき」(P81)で殺人を犯すには荷が重すぎたこと、殺害の動機があったことなど、うまく逃げおおせるのに不利な条件が揃っていました。これでは下手な小細工を弄さなくとも、いずれは捕まっていたんじゃないでしょうか。

【参考文献】
『江戸川乱歩全集 第3巻 陰獣』光文社

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