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ローズマリー・ティンパリー他『新・幻想と怪奇』早川書房(1)

 幻想・怪奇文学の短篇集。数ページから数十ページの短い作品ばかりなので、ちょっとした空き時間を潰すのにはちょうどいい。ただ、「銅の鋺」(ジョージ・フィールディング・エリオット、P57-72)は食事前に読むんじゃなかった…。
 ともあれ、本書に収録された作品は17篇もあるので、何回かに分けてレビューを送ります。

ローズマリー・ティンパリー「マーサの夕食」(P9-19)
あらすじ:男が愛人のもとを訪れるが、家には誰もいない。しじで自宅に帰ると、妻が夕食を作って出してくれるのだが…。

ヤンデレ妻
怖い
です。

 私はヤンデレヒロインが登場するエロゲー・ギャルゲーには詳しくないので具体的な作品名に言及することはできませんが、こういうモチーフの作品があったような記憶があります。

ゼナ・ヘンダースン「闇が遊びにやってきた」(P21-34)
あらすじ:5歳の少年スティーヴィーは、魔法の石を並べて闇を閉じ込めていた。「闇」はどうにかして外へ出ようとする。

 5歳のガキが魔法を使えるのは凄い。…で、ロバのエディはどうなった?

ロバート・シェクリィ「思考の匂い」(P35-50)
あらすじ:レロイ・クリーヴィは宇宙を航行中に宇宙船が故障し、未知の惑星に着いてしまう。その星の生物は目と耳がなく、テレパシーで知覚して活動していた。

 未来を舞台にしたSF小説。
 目と耳がなく、テレパシーで周囲の状況を把握するというのは、一つの欠点があります。それは、無生物の脅威には対応できにくいということです。火事や豪雨なら皮膚の体感でわかるでしょうが、もしも目の前に落とし穴や崖があったとしたら?

新・幻想と怪奇 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1824) Book 新・幻想と怪奇 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1824)

著者:ローズマリー・ティンパリー他
販売元:早川書房
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