塩野七生『ローマ亡き後の地中海世界(下)』新潮社
下巻ではコンスタンティノープルの陥落からレパントの海戦までの地中海世界を描いています(一応、レパント以後も書いていますが、そこは駆け足で済ませているという印象を持ちました)。
イスラム側ではオスマン・トルコが海賊の後ろ盾となる一方、キリスト教側でもアンドレア・ドーリア(P112)や聖ステファノ騎士団(P281)などが出てきて反撃に転じたりしています。
又、「第六章 反撃の時代」(P285-350)の前半部ではマルタ島の攻防(1565年)が描かれており、この部分は『ロードス島攻防記』の続編として読むことも出来ます。
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ローマ亡き後の地中海世界 下 著者:塩野 七生 |
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