マイケル・シェイボン『シャーロック・ホームズ最後の解決』新潮社
シャーロック・ホームズの二次創作(ファン・フィクション)。舞台は第二次世界大戦下のイギリス南部の田舎、ホームズは隠棲して養蜂家になっており、御齢89歳。
そのホームズが老体に鞭打って(椅子から立ち上がるだけで一苦労!)、司祭館の下宿人を殺した犯人と、失踪したオウムを探すというもの。
89歳ともなれば探偵時代の友人知人の殆どは鬼籍に入っているはずだから、ワトスン医師、ハドスン夫人、兄マイクロフトなども既に故人となっているものと思われます。又、サウス・ダウンズからロンドンへの移動手段として、馬車ではなく自動車が使われており、ホームズが活躍した時代とは隔世の感があります。
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