無料ブログはココログ

« 川口素生『戦国「闇」の歴史―影武者・不死伝説―』宝島社 | トップページ | VILLAGE VANGUARD PRESS vol.56 »

伊藤博敏『鳩山一族 誰も書かなかったその内幕』彩図社

 鳩山和夫(元衆議院議長・早大総長)―鳩山一郎(元首相)―鳩山威一郎(元外相)―鳩山由紀夫(元首相)・鳩山邦夫(元総務大臣)の名門四代を綴ったもの。又、第九章では妻たちに焦点を当てて述べています。
 政治家が4代も続くというのは、このご時世には珍しいですが、それでは5代目はどうなのでしょうか?
 本書によると鳩山邦夫の妻・エミリーは「平成二十二年の参院選で、五代目の太郎を国会議員にすべく、奔走を続けている」(P229)との記述が。しかし五代目の鳩山太郎はこの参議院選挙で大して注目されることなく落選しました。
 鳩山太郎についてちょっと調べてみると、

2003年4月、東京都議補選(文京区)→当選
2005年7月、東京都議選(文京区) →落選
2007年4月、文京区区長選     →落選
2010年7月、参議院選       →落選
(※ソースはWikipedia)

 戦績は1勝3敗。3回落選している菅直人首相と違って、この人は地盤・看板・カバンの三拍子揃って出馬していながらこの有様ですからね。ぶっちゃけ、選挙に弱いと言わざるをえない。尚、何が拙いのか私は知らないし、本書でも五代目まではカバーしていないのでその点については何ともいえません。
 しかし敗因が何であれ、負け続ければ政治キャリアを積むのは難しく、従って先の四代が就任したような要職は望むべくもないでしょう。

鳩山一族 誰も書かなかったその内幕 Book 鳩山一族 誰も書かなかったその内幕

著者:伊藤 博敏
販売元:彩図社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

« 川口素生『戦国「闇」の歴史―影武者・不死伝説―』宝島社 | トップページ | VILLAGE VANGUARD PRESS vol.56 »

書評(政治)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 伊藤博敏『鳩山一族 誰も書かなかったその内幕』彩図社:

« 川口素生『戦国「闇」の歴史―影武者・不死伝説―』宝島社 | トップページ | VILLAGE VANGUARD PRESS vol.56 »

2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31