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アドルフ・ヒトラー『わが闘争(上)』角川書店(6)

 第十一章「民族と人種」を簡単に言い表わすと、前半はアーリア人を称揚し、後半はユダヤ人の非難となっています。
 又、前章(第十章 崩壊の原因)で考察を重ねてきた問題「なぜドイツ帝国は崩壊したのか?」に対する回答(と思しきもの)をユダヤ人非難の中で以下のように述べています。

 もし、われわれがドイツの瓦解のあらゆる原因を自分の目で検討するならば、その場合最後のそして決定的な原因として、人種問題、とくにユダヤ人の危険を認識しなかったことが残るだろう。(P426)

 まあ、ユダヤ人の悪口をこれまで散々言い放ってきたヒトラーのことだから、ここでドイツ崩壊の罪をユダヤ人になすりつけるのも無理はないですな。
 ちなみに、この章のP400ではユダヤ陰謀論でおなじみの「シオンの賢人の議定書」(ユダヤ・プロトコール)も取り上げられており、その点も一つの突っ込みどころとなっています。陰謀論好きの人は当該箇所を読んでみてはいかがでしょうか。

わが闘争(上)―民族主義的世界観(角川文庫) Book わが闘争(上)―民族主義的世界観(角川文庫)

著者:アドルフ・ヒトラー
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『わが闘争』(目次)

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