松岡和子訳『ヘンリー六世 全三部』筑摩書房(3)
今回取り上げるのは第二部です。第二部では、薔薇戦争が勃発し、セント・オールバンズの戦いまでを描いています。
百年戦争が終わったらすぐに薔薇戦争とは…、乱世ですなあ。
ところで、第二部第二場において、ヨーク公爵リチャード・プランタジネットが王権を主張する(自分はイングランドの王になる正当な権利がある!)くだりがあるのですが、その講釈が長い。該当箇所を引用しようかと思いましたが、やめておきます。長々と引用文を入力するのも大変だし、読者が頭の中に家系図を入れておかない限り、読んでもわからないだろうからです(※)。
※母系・父系を含めて家系図を辿ってゆく複雑なものだから、巻末の家系図とセリフを見比べながら読まないといけませんでした。
![]() |
![]() |
ヘンリー六世 シェイクスピア全集 19 (ちくま文庫 し 10-19) 著者:W. シェイクスピア |
【関連記事】
・ヘンリー六世 全三部(1)
・ヘンリー六世 全三部(2)
・ヘンリー六世 全三部(3)
・ヘンリー六世 全三部(4)
« ディックトレイシー(1990年、アメリカ) | トップページ | 松岡和子訳『ヘンリー六世 全三部』筑摩書房(4) »
「書評(小説)」カテゴリの記事
- 町田康「桃太郎の伝説」(2023.03.19)
- 司馬遼太郎「最後の攘夷志士」(2022.10.14)
- 司馬遼太郎「浪華城焼打」(2022.10.13)
- 司馬老太郎「彰義隊胸算用」(2022.10.12)
- 司馬遼太郎「死んでも死なぬ」(2022.10.11)
« ディックトレイシー(1990年、アメリカ) | トップページ | 松岡和子訳『ヘンリー六世 全三部』筑摩書房(4) »
コメント