東京都歴史教育者評議会編『東京修学旅行ハンドブック――学び・調べ・考えよう』
東京都歴史教育者評議会の名称にふさわしく、歴史関連の施設が目に付きます。例えば江戸城跡(P9)、第五福竜丸展示館(P32)、東京都慰霊堂(P36)、『解体新書』誕生の地(P57)、…。
とはいえ、中高生にとってはそんな堅苦しいものより、本書の末尾にほんの申し訳程度に添えられている「5 若者の街――渋谷・原宿<渋谷区>」(P59-63)の部分が一番興味を持てるんじゃないでしょうか。カビの生えた資料館よりも、渋谷109や竹下通りの方が彼らの目には魅力的に映るでしょうから(ただしガリ勉、真性オタ、一部の変人を除く)。
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東京修学旅行ハンドブック―学び・調べ・考えよう 販売元:平和文化 |
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「書評(歴史)」カテゴリの記事
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